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ハワイ島の火山活動が活発化 それでも人々は“脅威”と暮らし続ける

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 ハワイ島のキラウエア火山が活発な火山活動を続けている。この島は火山の脅威にたびたび悩まされており、毒性のある腐食性のガスが漂うなど命の危険もある。過去には爆撃機によって溶岩を止める試みまで行われた。それでも、この島の人々はいまも周辺に住み続けのは、いったいなぜなのか。

ハワイ島のマウナ・ロア山が噴火し、沿岸の都市ヒロの給水源であるワイルク川に向かって溶岩が流れだしたのは、1935年のことだった。

この脅威はヒロの住民15,000人を脅かした。しかし、ハワイ火山観測所を創設したトーマス・ジャガーにとっては、待ちに待った好機だった。火山を爆破するのだ。

溶岩に投下された20発の爆弾

これは、それほど狂ったアイデアではない。いや、訂正しよう。実際のところ、狂ったアイデアだった。当時の最新科学に基づいて考えたジャガーは、爆破によってマグマの通り道をふさげると考えたのだ。

彼はオアフ島に基地を構えていた米陸軍航空隊に話をもちかけた。話を聞いた2等陸佐のジョージ・パットン(そう、あのパットンだ)は、キーストーンのB-3爆撃機を3機とB-6A爆撃機を2機使い、マウナ・ロアの山腹を流れる溶岩めがけて、600ポンドの爆弾を20発を落とす作戦を計画した。

爆弾のうち5発は流れる灼熱の溶岩に落ち、60メートル上空まで溶岩のしぶきが上がった(しぶきは爆撃機1機の片翼に穴を開けたという)。残り15発の多くは、溶岩の端の固まった部分に当たった。

爆撃機に乗っていた米国地質調査所(USGS)の地質学者、ハロルド・スターンズの報告によると、爆弾は地表にほとんど何の影響も与えなかったという。

さて、この作戦はうまくいったのだろうか? ひとまず溶岩は流れる方向を変え、川にたどり着く前に流れを止めた。ただ、これが爆撃のおかげなのか、噴火が止まったことによるものなのかは議論が分かれるところだ。

ジャガーは爆破によって溶岩を止めるのに十分な圧がかかったと考えている。しかし、彼と同意見の者はいない。

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