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10億ドルを荒稼ぎする謎のハッキング集団「Fin7」、その恐るべき技術と組織力

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「黒幕」のひとりは逮捕できたが…

これまでのところ、Fin7は概ね追っ手を逃れているが、これだけの規模で一度に何件もの窃盗を重ねていれば、どこかで失敗を犯すことは免れない。4月の初め、スペイン警察は欧州刑事警察機構(ユーロポール)、米連邦捜査局(FBI)などの国際捜査機関との協力により、金融機関ハッキング、なかでもとくに「ジャックポット」と呼ばれるATMハッキングや、その他のマネーロンダリングを主に指揮していた、Carbanakの「黒幕」とされる人物を逮捕した

「この犯罪集団の中心人物が逮捕されたことは、サイバー犯罪集団も世界で匿名性を保って隠れたままではいられないことを示しています」。今回の捜査について、ユーロポールの欧州サイバー犯罪センター所長、スティーヴン・ウィルソンはそう述べた。

大きな進展ではあったものの、研究者たちはこの逮捕がこれほど頑健な犯罪シンジケートを本当に動揺させる、あるいは骨抜きにさせられるものか疑問を抱いている。

「彼らと同じツールの一部を使っている人間がスペインで逮捕された、というだけです。この犯罪網のトップにいる人間かもしれませんが、だからといってグループ全体が壊滅したことにはなりません」と、ジェミナイ・アドヴァイサリーのコリンはいう。「たとえ犯罪者フォーラムのチャットを監視したところで、逮捕されたのがいかなる人物かは明確にはつかめません」

もう何年ものあいだ、このような状況が続いている。となれば、Fin7はこの先もクレジットカード番号を盗み続けることになりそうだ。それが数百万人分に及ぶ可能性も高いのではないだろうか。

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