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10億ドルを荒稼ぎする謎のハッキング集団「Fin7」、その恐るべき技術と組織力

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 ここ数年、さまざまな企業から顧客のクレジットカード情報を盗み出し、日本円にして1,000億円以上を荒稼ぎしているハッキング集団がいる。その名も「Fin7」と呼ばれるプロの集団は、常にセキュリティ企業の先を行く極めて高い技術力に加えて、まるで企業体のように統率がとれた組織を形成している。彼らはいったい何者なのか。

ILLUSTRATION BY EMILY WAITE
ILLUSTRATION BY EMILY WAITE

今月初旬、サックス・フィフス・アヴェニュー、サックス・オフ・フィフス、ロード&テイラーなどのデパートが、500万人を超える消費者のクレジットカードとデビットカードの番号に影響するデータが流出したことを認めた。これらの店舗は、いずれもハドソンズ・ベイ・カンパニー傘下にある。

今回のデータ流出の“犯人”とされるのが、「Fin7」と呼ばれる謎のグループだ。この数年だけでも、オムニ・ホテルズ&リゾーツ、トランプ・ホテルズ、ジェイソンズ・デリ、ホールフーズ・マーケット、メキシカンファストフードの「チポトレ」からもデータを引き出している集団である。

ベーカリーカフェの「パネラ・ブレッド」にネットで食品を注文するにも、アンダーアーマーのアプリで栄養管理をする[日本語版記事]にも、データ流出の危険は消費者に毎日つきまとう。しかし、この数年でレストランやホテル、小売店などでクレジットカードの番号を盗まれていたとすれば、その人はすでにFin7を身近に経験している可能性がある。

専門知識をもつ規律正しいプロ集団

ハッカー集団の多くは単純に金が目当てだが、Fin7を調査している専門家によれば、このグループは際立った専門知識をもつ規律正しい組織だという。このグループは、概してごく普通の勤務スケジュールで動いていて、夜と週末は休みなのだ。そしてロシア語を話すことが多いようだが、ロシアという国そのものとの結びつきは証明されていない。

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