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ルール“無視”ポルシェが「ル・マン」のレースカーを本気で改造したら…「F1記録」を打ち破った

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ベルギーのサーキット「スパ・フランコルシャン」でトラックレコードを記録した「919 Hybrid Evo」。PHOTOGRAPH COURTESY OF PORSCHE
ベルギーのサーキット「スパ・フランコルシャン」でトラックレコードを記録した「919 Hybrid Evo」。PHOTOGRAPH COURTESY OF PORSCHE

さらに車体の形状に空気力学上の調整を加えることで、ダウンフォースは53パーセント強くなった。このおかげで、ジャンボジェット機の離陸時と同じスピードを出してもマシンは地面から浮き上がらないでいられる。また強い負荷に対応するため、サスペンションとタイヤにもアップグレードが施された。

Evoはル・マンを勝ち抜いた車両と同じ2リッターのV型4気筒ターボエンジンを搭載するが、ガソリンの流量制限がないため、流量計は付いていない。最高出力は500馬力から720馬力に上がった。

919はブレーキユニットと排気ユニットの2経路で熱エネルギーを電気エネルギーに変換しているが、ここで生じた電力はリチウムイオンバッテリーに蓄積し、前輪のモーターの駆動に利用する。ル・マンと違ってエネルギー回収量に制限がないため、モーターの出力も10パーセント上げて440馬力(BMWのスポーツセダン「M3」の最高出力がこれくらいだ)になっている。

今回の記録達成は、919ハイブリッドの引退ツアーの一環だ。ポルシェは今年からは電気自動車のF1ともいえる「フォーミュラE」に参戦するため、17年を最後にWECから撤退することを決めている。

Evoはこれから世界各地のコースで「お別れラン」を予定しており、次はお膝元ドイツのニュルブルクリンクを走る。ポルシェは1983年に「956」でサーキット記録を打ち立てており、この記録はいまだに破られていない。

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