PR

WIRED WIRED

NASAの新しい実験機、再び「超音速」で旅する道を切り開く

Messenger

2022年には都市上空をテスト飛行へ

もし、あなたもイェーガーのように超音速で米国を横断する考えに胸を躍らせているなら、もうしばらく待つことが必要だ。NASAはこの技術が、最終的には民間旅客機に応用されることを期待しているものの、今回の実験機の全長はわずか96フィート(29.3m)で、機内にはパイロットが1人乗れるだけの空間しかない。

ロッキード・マーティンで航空機設計および技術担当ディレクターを務めるデイヴ・リチャードソンは、「この飛行機は、ベルX-1やX-15と同様に、研究目的のために作られる実験機です」と言う。同氏によれば、乗客はどこに乗るのか、あるいはミサイルはどこに積むのかという質問を頻繁に受けるが、この機体はビジネスジェットや軍用機のプロトタイプではないと答えているという。この機体のミッションは、CEOを送り届けることでも敵を殲滅することでもなく、ソニックブームに打ち勝つことなのだ。

ロッキード・マーティンでの開発が予定通りに進行すれば、NASAは2021年中にこの航空機の飛行を始めたいと考えている。これまでのところ同社は、風洞でスケールモデルを使ったテストを行っている。「初飛行までに、わたしの頭はさらにはげ上がっているでしょうね」とリチャードソンは言う。

飛行はまず試験場の上空から始めて、機体の安全性を確かめる。そのあと、22年には米国内のいくつかの都市の上空を飛ばして、地上の人々を対象とした調査を実施する予定だ。すべてが計画通りに運べば、その地域の住民から苦情が出ることはないだろう。そして、いずれはそうした住民たちも、気軽に超音速旅客機を利用できるようになるはずだ。

RELATED

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ