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NASAの新しい実験機、再び「超音速」で旅する道を切り開く

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衝撃波の轟音は最小限に

ロッキード・マーティンの“任務”は、有人飛行が可能な試作機「ローブーム飛行実証試験機(Low Boom Flight Demonstrator)」を1機製作して納入することで、すでに開発は2年ほど前から始まっている。この機体には、まだ「X」を伴う正式呼称が与えられていないが(今後2~3カ月のうちに、NASAが米空軍に呼称の付与を申請する予定)、これまでの例から言えば、X-58と呼ばれることになるだろう。最近では遠隔操作の飛行実証試験機が続いていたため、これは久しぶりの有人Xプレーンとなる。

このローブーム飛行実証試験機は、コンコルドの長く尖ったノーズと後退翼を継承し、極限まで進化させている。結果として、機体は小さな翼を持ったミサイルのように見えるが、これは超音速飛行時に機体から発生する圧力波(これが轟音の原因となる)を最小限に抑えることを狙いとしたものだ。

この航空機は、通常の亜音速旅客機が飛ぶ35,000フィート(10,670m)よりはるかに高い55,000フィート(16,760m)前後の高さで巡航し、最高速度は時速940マイル(同1,504km)に達することを目標に設計される。ロッキードによると、地上にいる人に聞こえる衝撃波は、コンコルドでは大砲を発射したような音だったが、自動車のドアを閉めた程度の音でしかないという。

推進力を発生させるのは、F/A-18戦闘機にも使われたゼネラル・エレクトリックのF414エンジン1基。コックピットについては、T-38ジェット練習機の後席と同じ設計を用いる。

NASAのパイロットを務めるジム・レスは、「超音速の有人Xプレーンにかかわる機会は、わたしにとっておそらく一生に一度のことでしょう」と言う。彼はカリフォルニア州にあるNASAアームストロング飛行研究センターで、この機体を飛ばす予定であるふたりのパイロットのうちのひとりだ。「みんなが胸の高鳴る思いでいます」

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