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「公道も走行できるレーシングカー」マクラーレン・セナ まるでSF映画のセット、開発拠点に潜入

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内装は、ヘルメットをかぶった運転者を想定してつくられている。ラジオと暖房の制御ボタンを備えたセンターパネルは、ヘルメットのヴァイザーを通してでも見える、高い位置にある。IMAGE COURTESY OF MCLAREN
内装は、ヘルメットをかぶった運転者を想定してつくられている。ラジオと暖房の制御ボタンを備えたセンターパネルは、ヘルメットのヴァイザーを通してでも見える、高い位置にある。IMAGE COURTESY OF MCLAREN

■パフォーマンスがすべて

セナの場合、100万ドル(約1億600万円)という基本価格に含まれるものは、決して多くない。むしろ少ないといえる。重量を増やすものは、すべて極限まで取り除かれているのだ。

残っているのは、カーボンファイバー製の車体で守られた小さなコックピットと、後部に取り付けられた巨大なウイングだけである。「ジムで鍛え上げたクルマという感じです。構造とその下にある骨組みだけなのです」と、ロバーツは述べる。

このマシンはパフォーマンスがすべてだ。マクラーレンがつくり出してきた公道を走れるロードカーのなかでも、「究極」を意味する「アルティメット・シリーズ」に含まれる。中央に運転席、その左右に助手席を配置するという革命的な3人掛けシートを備えた「マクラーレンF1」から「マクラーレンP1」に至るまで、25年ほどの間に生み出した一連の車両を指す。ほかにも、わずかながら“手頃な”価格に設定した「スポーツ・シリーズ」の「570S」や「スーパー・シリーズ」の「720S」も製造している。

セナは「形より機能」を徹底的に重視している。結果として生まれた極端な外観には意見が分かれるだろうが、写真で見るよりも実物はまとまりがあるように見える。

設計工学を担当するディレクターのダン・パリー=ウィリアムズは、クルマの上で手を波のように動かしながら、四角形のフロントスプリッター周辺で空気が吸い込まれ、ホイールアーチを通り抜ける様子を示してくれた。さらに、ドアの一部がくり抜かれたデザインによって空気が流れやすいようになり、車体の側面に沿って下向きに流れる。「ドアをできるだけ構造の内側に押し込みました」と、パリー=ウィリアムズは説明する。

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