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アップル、再び中国に屈する iCloudのデータを中国企業に渡した「罪」と「打算」

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法的要求でなくても暗号化キーを入手できる

 米国に本拠を置く非政府組織「中国人権(Human Rights in China)」のシャロン・ホン事務局長は「暗号化キーが中国のサーバーに保存されたら、法的要求の有無にかかわらず、中国当局にとって入手しやすくなるのは明らかです」と述べた。そして、次のように続ける。

 「アップルが中国の法律に従うという意志を表明したいま、本当の意味で安心することはできません。暗号化キーを管理するのは、中国のパートナーではなくアップル自身だと保証されたとしても同じことです。中国当局は要求事項をアップルを通さず、自国のパートナー企業に直接伝えることができます。パートナーは国有企業ですから、中国当局に協力せざるを得なくなるでしょう」

 こうしたデータ関連法はもちろん、中国だけに存在するわけではない。米タフツ大学の国際ビジネス学の教授であるジョナサン・ブルックフィールドは、米国で国とマイクロソフトが最高裁判所で争った事例を挙げ、「情報を手に入れたいと望む政府は中国だけではありません」と指摘する。

 EU(欧州連合)法でも、市民のデータは現地国に保管するよう求めている。ただし、他国の怪しげなプライバシー法からユーザーを保護することが目的だ。EU諸国がデータを容易に入手できるようにするためではない。

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