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米、「5Gネットワーク」構築で中国に遅れ 大容量通信を「贅沢品」…都市も農村も情報格差

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いま求められる米国流の「産業政策」

 それはなぜかといえば、家庭や企業に直接つながる中立性と低価格を基本とする競争に開かれた基本的な物理ネットワークは、耐用年数が何十年もある。それに、この国のさまざまな部分で消費者を巡る精力的な競争を誘発するからだ。

 政府がコントロールするオープンアクセスのネットワークは、債券と株式のどちらでも安全な長期投資になるので、構築に必要な資本のコストはずっと下げられる。米国内に蓄積された資本は、この国に大きなメリットをもたらす可能性がある。

 こうした計画は、米国流の産業政策ということになる。ネットワークの製造部門を刺激して行動を促し、新しいネットワーク向けに大容量の用途を生み出し、米国をイノベーション国家として復活させることになるだろう。電気が、電化製品と人間の新しい繁栄を可能にしたことに思いをはせ、「情報」という言葉と「電力」という言葉を置き換えてみよう。

 いま現在、米国のたくさんの地域が、この方向で検討を進めている。サンフランシスコは市全域の光ファイバー網を構築するため、企業に対する見積依頼(RFQ)を開始したばかりだし、シアトルも同じことを始める計画だ。ほかにもさまざまな都市が、この方向で進んでいる。地方政府は理解してきているのだ。

 リークされたホワイトハウスのプレゼンテーションは、中国の優位の拡大がきっかけとなって作成された。中国が実施しているような「産業政策」を米国流に行えるかどうかは、将来の連邦政府にかかっている。もちろん、そのときにこの言葉が使われることはないだろうが。

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