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米、「5Gネットワーク」構築で中国に遅れ 大容量通信を「贅沢品」…都市も農村も情報格差

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高速なインターネットは「贅沢品」?

 問題は、米国の政策担当者たちが大容量通信を「贅沢品」とみなしており、需要と利益率が高いビジネスのあるところにだけ提供されるものだと考えている点だ。その結果、中国や韓国、北欧諸国が光ファイバー政策をはるかに真剣に考えているのに対し、米国は都市も農村もたいてい情報格差に苦しんでいる。

 そしてこの問題は、中国の投資によってとりわけ緊急性が増している。自律走行車やクリーンエネルギー、人工知能へと中国は壮大な規模とスピードで移行を進めているが、米国は「鶏が先か卵が先か」のジレンマに直面している。

 光ファイバーを家庭や企業に通さなければ、新しいビジネスがこの国で始まることはない。つまり、光ファイバーが実現することになる新しいサービスや製品を、世界に提供することができないのである。

 このジレンマを解決するには、米国人が近視眼的な視点をやめて、国家的な構想というものに馴染まなくてはならない。米国で「産業政策」とは下品な言葉に等しいとみなされ、特に通信分野においてはそうだ。だからこそ、最近まで国家安全保障会議(NSC)の戦略策定シニアディレクターだったロバート・スポールディング空軍准将は、ホワイトハウスのスタッフではなくなってしまった。

 同氏は、中国による5Gネットワーク支配の可能性に米国が対抗できるよう、米国が管理する5Gネットワークを構築し、その利用を民間キャリアに貸し出す必要があるとするプレゼンテーションの草案を提案した(なお、以前に説明したように、5Gとはまだ明確に定義されたものではない)。

 しかし、業界と会合を重ねた結果、このプレゼンは案の定リークされてしまった。スポールディングは2月上旬時点で、政府機関の別のところで働いている。

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