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飛行機に搭乗する際の「待ち時間」は早くならない その理由は航空会社の収益構造にあった

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飛行機に搭乗する際の「待ち時間」は早くならない その理由は航空会社の収益構造にあった

最新の対策はユナイテッド航空の「2列方式」

どの航空会社も多大な時間を割いて計画を練り、新たな対策を講じて、乗客や荷物を何とか機内に流し込もうと必死だ。最新の試みはユナイテッド航空によるもので、ロサンゼルス国際空港で1カ月にわたって試験運用が行われている。

ユナイテッド航空は通常、乗客を5つのグループに分け、搭乗の際はゲートで5列に並ばせる。乗客はいままで、搭乗時間よりどれだけ早くても、いつでも列に並ぶことができた。

しかし、新しい仕組みでは5グループの乗客が2つの列に並ぶことなる。まず、グループ1が列1に、グループ2が列2に並ぶ。グループ1と2が無事に搭乗を終えたら、残りの3グループは一気に列2に並ばせる。これで、すでに呼ばれたグループの乗客があとから来たら、列1を使える。

グループ分けはいままで通り、列の番号ではなく座席タイプによって分けられる。最初は窓側の席の人、次に真ん中と通路側の人といった具合だ。優先搭乗の人はこれまで同様、先に搭乗できる。

ゴールは全員をスムーズに動かし続けることだ。あとに並ぶ人は長く座っていられ、苦痛以外の何ものでもないゲート周りの混雑を最小限に抑えられる。

これらの解説を要約するとこうだ。いままで通り5つのグループがあるが、列は5つから2つに減った。

理想的な仕組みを考えたのは宇宙物理学者だった

ユナイテッド航空が何と言おうと、これは完璧なシステムではない。理想的な仕組みは、おそらく宇宙物理学者のジェイソン・ステファンが考案した少々複雑なシステムに近いものだろう。

ステファンのシステムでは、まず右の窓側の席の乗客が搭乗する。最後列の席に座る人が最初に入り、次に後ろから3番目の列に座る人が入る。

今度は、左の窓側の席の人が同様に搭乗する。さらに右側の中央席、左側の中央席、通路側の席の人と続く。

この時点で、列は1つおきに埋まっていることになる。そうしたら、今度は空いている半分を先程と同様の手順で埋めていくのだ。

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