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わたしたちは常に監視されている? 米国で犯罪捜査に使われる「秘密プログラム」の危険性

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わたしたちは常に監視されている? 米国で犯罪捜査に使われる「秘密プログラム」の危険性

州裁判官が警察に対して、スティングレイとそのデータをマッケンジーの弁護団に示すよう命じると、警察はFBIとの秘密保持契約を理由に、その命令を拒否した。そして州はマッケンジーとほかの2人の被告に対して、この訴訟の終了を目的とする司法取引を提示した。

捜査手法「パラレルコンストラクション」の問題

結局のところ警察は、マッケンジー事件では「パラレルコンストラクション」と呼ばれる複雑なテクニックをうまく実行できていなかったのだ。

パラレルコンストラクションとは、ロイターが2013年に入手した政府文書で初めて明らかになった捜査手法である。警察はまず、極秘の監視プログラムを使って証拠を入手し、それから通常の手順で証拠を得ようと再度試みる。要するに警察は、情報の発見方法に関する「パラレルストーリー」を、別にもうひとつつくり出すのだ。こうすることで警察は、秘密にしたい監視テクニックを、犯罪者予備軍や市民の目からそらすことができる。

国家安全保障や監視についての調査を行うヒューマン・ライツ・ウォッチが1月9日付けで発表した最新報告書は、その頻度を正確に割り出すことは不可能だが、警察はパラレルコンストラクションを定期的に使っていると示唆している。関連する95件のケースなどを検証したこの報告書によれば、この手法が使われると、証拠がいつ入手されたのかを被告側が見抜くのは極めて困難になるという。

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