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仮想通貨の「詐欺」が止まらない 浮き彫りになってきた「ICO」の問題点

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仮想通貨の「詐欺」が止まらない 浮き彫りになってきた「ICO」の問題点

ウェブサイトだけでなく、ProdeumのTwitterの公式アカウントやTelegramのチャンネルもなくなり、NBCの関連サイトとニュージャージー州の地元メディアのサイトに載せられていたプレスリリースもアクセスできなくなった。問い合わせメールは宛先不明で返ってきてしまう。つまり、Prodeum(うさんくさいことに、尿路感染症の薬「Prodium」によく似た名前だ)は、ちまたに溢れる仮想通貨詐欺のひとつだったというわけだ。

こうした例は枚挙にいとまがない。ムンバイを拠点にしていたOneCoinは、一時は高い評価を受けていたが、昨年4月に「ポンジスキーム」と呼ばれる自転車操業に似た詐欺であることが明らかになった。同社はこの時点までに、少なくとも3億5,000万ドルをだまし取ることに成功していたとされる。

また37万ドル(約4,100万円)超の資金を調達したあとで消滅した、Confidoの例もある。BitConnectも忘れてはならない。匿名で運営されていたこの仮想通貨取引所は、詐欺ではないかとの指摘が何度もあってから、ようやく閉鎖された。

すべてのICOが詐欺というわけではなく、合法な仮想通貨のスタートアップも多く存在する。しかし、ほとんど規制が及ばない仮想通貨への投資の世界には、詐欺まがいのベンチャーがはびこっている(またハッキングの事例も多く、会計事務所アーンスト・アンド・ヤングが最近明らかにした推計では、過去にICOで調達された37億ドルの10パーセント以上が紛失もしくは盗まれている)。

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