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「404」は部屋番号だった? 「Not Found」エラーにまつわる噂の真偽を、「生みの親」に聞いてみた

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「404」は部屋番号だった? 「Not Found」エラーにまつわる噂の真偽を、「生みの親」に聞いてみた

「404という数字は実は404号室に由来している」「その部屋は世界初のウェブサーヴァーが置かれたところで、スイスの欧州原子核研究機構(CERN)内にある」「ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)を考案したティム・バーナーズ=リーがその部屋にオフィスを構えた」「彼はしょっちゅう行方をくらましていた」--といった具合だ。

こうしたエピソードに「やれやれ」とため息をつくのは、ロバート・カイリューである。バーナーズ=リーとともにWWWを開発したひとりで、ハイパーテキスト構造をつくり、のちにウェブへと進化させた人物だ。

そこでカイリューに、404エラーについてコメントを求めてみた。すると彼は「つまらない話」と一蹴し、気乗りしない様子で「そんな伝説はでたらめだ」と頑として譲らなかった。

エラーコードは必要なものではあったが、“主役”ではなかったのだという。カイリューは「新システム用のコーディングをしているとき、(ページが削除されたといったような)エラー検出に備えたメッセージを長々と書いている余裕なんてないんだ」と説明する。

メモリー容量の少なさから考えても、当時は長いメッセージが現実的ではなかった。「64キロバイトのメモリーでプログラミングするのがどういうことか、いまのギークたちにはわからないだろうね」とカイリューは言う。

解決方法は単純なものだった。エラーのカテゴリーを数で指定するのだ。カイリューによると、具体的な数字は「プログラマーの気分で」決められていった。

クライアントエラーを示すステータスコードが400番台に決まり、これといった理由はなく404が「Not Found」に指定された。「404がCERNのどこかの部屋や場所に関連していたということは決してないね。そんなものは完全なる“神話”なのさ」とカイリューははねつけた。

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