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わずか5秒で時速310km到達 次世代交通システム「ハイパーループ」、真空チューブでの高速試運転に成功(動画あり)

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わずか5秒で時速310km到達 次世代交通システム「ハイパーループ」、真空チューブでの高速試運転に成功(動画あり)

商用化での道のりは、まだまだ遠い

直径約3mのチューブ内でポッドが加速する過程で、16ある車輪は格納され、磁気浮上に切り替わった。日本やその他各地で高速鉄道に活用されているこの磁気浮上技術は、超音速に近いスピードを達成するのに必要なエネルギーと抗力をカットする。また、Hyperloop Oneのエンジニアが、チューブ内をほぼ真空状態にして気圧を標高6,000mと同程度にまで下げたことも、高速走行を達成する一助となった。

「ハイパーループの商業運転の時代の幕開けです」と、Hyperloop Oneの共同設立者で会長のシャーヴィン・ピシェヴァーは述べた。

確かに大きな一歩ではあるが、この先に控えている長い旅路のなかのたった一歩だ。7月末の試運転は、このコンセプトのよい証明にはなった。しかし、本当の試練は、ハイパーループを動かすことではなく、その実用化にある。

ハイパーループが真に軌道に乗るためには、飛行機や高速鉄道から客を奪えるくらい安く運営できなければならない。乗客や貨物をほぼ真空の状態を崩さずに乗せる必要もある。さらには、駅の設計・建設をし、さらに公共機関関係者たちからハイパーループ建設の合意をとりつけなければいけない。

主任技術者のジョシュ・ガイゲルは、Hyperloop Oneはそれらの無数の課題の解決に実際に取り組んでいると言う。ハイパーループがうまくいくかは誰にもわからないが、少なくともどのように聞こえるかだけはわかっている。不気味だ。

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