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「皿の洗い方」を教えると、ロボットは人間に近づく

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「皿の洗い方」を教えると、ロボットは人間に近づく

 「ルンバ」に代表されるように、機械が家事を代行してくれる世の中になりつつあるが、食事の後の「皿洗い」を通して、ロボットや人工知能(AI)の研究を行うMIT研究者がいる。その開発の先に見える未来とは。

Hand holding dish image from Shutterstock

ロボットが登場してから、もうどのくらい月日が経つのだろう。

工場でものをつくったり、巨大な倉庫で荷物や製品を機敏に運んだり、アマゾンが世界中でビジネスを成り立たせているのも、ロボットのおかげだったりする(詳細記事)。

ロボットは、ほかにもさまざまに活躍の場を広げている。マサチューセッツ工科大学(MIT)人工知能研究室(CSAIL)のポスドク研究者イルケル・ユルドゥルムは、より緻密な動きができるロボットを構想している。それは操作が不要で事前のプログラムだけで作動し、人間のように周りの状況の変化に反応するマシンだ。ある行動をしたら、次に何が起こるかを予測する。これを実現するためにユルドゥルムは「皿洗いロボット」の開発に取り組んでいる。だがこれが、実は予想以上に難題なのだ。

もし1枚の皿が別の皿の上に積まれたとしら? もし皿を蛇口の下に置いたとしら? もし食洗機に皿を並べるとしら?

こういった事態に出くわしたら、次に何が起こるのかという「予測が必要」になる。わたしたち人間は、このような場合「本能的に」行動している。ユルドゥルムは、この人間のもつある種の直感力をハードウェアとソフトウェアの両面からアプローチし、再現しようとしている。

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