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「最大約500キロの荷物」を運搬できるイスラエルの大型ドローン(動画あり)

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「最大約500キロの荷物」を運搬できるイスラエルの大型ドローン(動画あり)

AirMuleは2015年12月30日(現地時間)、イスラエル北部のメギド空港で初の無人飛行を行い、約40mの高さに上昇した。今回のフライトは2.5分間と、確かに地味な飛行だが、それに惑わされてはいけない。AirMuleは、最大高度約5.5km、時速は177km以上を謳っており、実に本格的なVTOL機なのだ。

多くの未来志向の輸送機と同じように、AirMuleの外観は巨大な昆虫のようだ。垂直離着陸によってヘリコプターの性能を提供するものの、Urban Aeronautics社の特許取得済み技術「Fancraft(改造型ダクト内ファンシステム)」により、従来のローター以上に、多数の利点がもたらされている。エンジン音は静かで(従来のヘリコプターの半分程度)、内蔵ローターによりドップラー信号の影響を受けにくくなっている。機体はレーダーを回避するつくりになっており、ヘリコプターと比較して発熱も低い。

Urban Aeronautics社のラフィ・ヨエリ社長兼CEOは次のように述べている。「タービンエンジンは発熱量が高いものです。しかし、排気システム周辺にある大量の冷気を利用することで、将来はほぼ大気温度にまで排出ガスを冷やすことが可能になり、IRシグネチャーをほぼゼロにまで低減できるでしょう」

タイトなパッケージングとコンパクトな推進システムにより、AirMuleは横転することなく横方向に進むことができる。例えばビルの谷間など、狭い空間を航行しやすい。またUrban Aeronautics社によると、AirMuleは最高で時速約93kmの風があっても操縦できるという。全米森林火災協議会(NWCG)によるヘリコプター操縦ガイド(PDF)においては、高度約152m以下では、時速約74kmを越える風力の中を飛行しないよう勧告されていることを考えると、これは非常に優れた性能だ。

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