きっかけは金正恩氏がトランプ氏に投げつけた言葉から…全米でバズったナゾの英単語「dotard」とその顛末

 

 金正恩第一書記がトランプ大統領に投げつけた言葉「dotard」は、14世紀に使われていた古語だったが、ソーシャルメディアを通して、一夜にして誰もが知る言葉となった。

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SAT(大学進学適性試験)を受けようとしている生徒たちを受けもつ教師たちに、とっておきのアドヴァイスがある。世界中の政治指導者たちに、“50セント・ワード”(耳慣れない言葉)を使ってトランプ米大統領をけなしてもらえばいい。

トランプ大統領が9月21日夜(米国時間)、北朝鮮に新たな制裁措置を科すと宣言したことを受けて、北朝鮮の金正恩第一書記はトランプのことを「deranged US dotard」(アメリカの狂った老いぼれ)と呼び、「火で罰する」と断言した。まるでエミネムが『McGuffey’s Reader』(1836年に出版され1960年頃まで使われていた教科書)を見ながら書いたような、大時代的な罵倒だ。

ネットではたちまち、すわ次の「covfefe」(トランプ大統領が5月31日付けでツイートした謎の単語)の登場かと大騒ぎになった。

Twitterでは案の定、こんなツイートが繰り返された。「『dotard』ウケる」→ 「えっ、これってホントにある言葉なんだ」→「てか、『dotard』って(笑)」。この単語の検索数は、その夜のうちにピークに達した(この単語を調べた数が最も多かった地域は、やはりワシントンD.C.だった)。