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新型コロナ 休校要請から1年 教室一変、学びは止めない

 一方、教室の3密(密集・密接・密閉)回避の必要性から、公立小の全学年で1学級当たりの上限人数を35人に引き下げる方針も決まった。現在の上限は小1のみ35人で、小2~中3は40人。学級人数の一律引き下げは約40年ぶりで、来年度から1学年ごとに5年かけて実現する。これまで予算の壁に阻まれてきた経緯があり、文科省関係者は「コロナがなければ実現は難しかった」と話している。

子供の感染少なく

 一斉休校が要請された当初はインフルエンザのように、学校での集団感染から地域に感染が広がることが警戒されていたが、文部科学省に報告された小学生の感染者のうち、学校内での感染は約4%(昨年6月~今年1月)。これまでのところ、学校現場での大規模な蔓延(まんえん)は防がれている。

 厚生労働省によると、2月24日現在、国内の陽性者数は、のべ42万5448人。10代は2万7997人、10歳未満は1万1990人で、年齢別では突出して少ない。死者はゼロだ。

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 兵庫県立こども病院の笠井正志・感染症内科部長は「子供は体の構造的に感染しにくい」と話す。新型コロナウイルスは鼻や口の粘膜から体内に入り、細胞表面の受容体と結合して感染するが、子供は受容体の数が大人に比べて少ないことが影響しているとみられる。重症例も少なく、日本小児科学会のデータベースでは、今年2月上旬までの子供の感染者のうち半数近くが無症状だった。

 笠井部長は「過度に恐れず、手洗いなどの基本の対策を続けてほしい」と呼びかける。一方で「ウイルスの変異によって、今後、子供が感染しやすくなる状況もあり得る」としている。

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