署名簿回収始める、愛知県知事リコール巡る問題
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造問題で、愛知県警は24日、運動事務局から県内の各市区町村の選挙管理委員会に提出された署名簿の回収を始めた。偽の署名が書かれた署名簿は現在も各自治体が管理しており、今後、他の市区町村からも順次入手する。
県警は24日午前、地方自治法違反の疑いで名古屋市中川区役所を関係先として家宅捜索し、約1万8千人分が載った署名簿を押収した。
リコール運動を巡っては、名古屋市の広告関連会社が事務局の指示でアルバイトを募集し、佐賀県内で他人の氏名や住所を書かせたとの疑惑が浮上。関係者によると、数百万円で請け負ったことを示す発注書が残っている。県警は既に広告関連会社の社長から任意で事情を聴いている。