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夜間・休日の体調不良に対応 需要増す民間往診サービス

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 新型コロナウイルス禍の中、医療体制が手薄となる夜間や休日に救急往診を提供する民間サービスが注目されている。「病院が見つからない」「保健所に電話がつながらない」。感染が急拡大した年末年始には、体調不良を訴える人から1日千件超の相談が殺到。全国的に新規感染者は減少傾向にあるものの、医療体制に一切の余裕はなく、現場では手探りの対応が続いている。(小川原咲)

防護服姿で訪問

 「訪問診療をしている患者が発熱した。そちらで対応してもらえないか」

 1月、往診サービスを手掛ける「ファストドクター」(東京)代表の菊池亮医師のもとに、地域の医療機関の医師から連絡があった。患者は糖尿病などの基礎疾患を抱える106歳の女性。コロナに感染していれば重症化も想定される。とはいえ、医療体制が逼迫(ひっぱく)する中、搬送してもすぐに受け入れ先が見つかるとは限らない。

 菊池医師は防護服に身を包み、すぐさま女性宅を訪問。PCR検査の結果、コロナは陰性だった。抗生物質を投与したところ、容体は落ち着いたという。

 緊急事態宣言下にある10都府県では、新規感染者数の減少が続いている。だが菊池医師は「病床はまだ逼迫している。ここで気を緩めてはいけない」と力を込めた。

到着まで最短30分

 大学病院で救急医として勤務した菊池医師は、平成28年にファストドクターを設立した。救急搬送の約半数を軽症や高齢者が占めるなか、一刻を争う重症患者への対応が遅れるケースがあることに強い問題意識を抱いていたという。同社は救急車を呼ぶか迷ったり、病院への移動手段がなかったりする患者の受け皿となることを目指している。

 同社は現在、東京や大阪など8都府県で11医療機関と連携するほか、約860人の医師が所属。平日は夜間から早朝、休日は24時間対応する。

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