和歌山市で震度4 議場の照明飾り部品落下

15日午後1時28分ごろ、和歌山県で震度4の地震が発生し、その後も断続的に揺れが続いた。震度4に見舞われた際、和歌山市議会の本会議場では全員協議会が開催中で、天井の照明飾りから金属製部品などが落下した。当時、尾花正啓市長が市議側に令和3年度当初予算案の概要を説明していたが、けが人はなく、出席者は机の下に隠れて身を守るなどした。
全員協議会は一時中断した後、場所を移して再開した。出席していた中谷謙二議員(自民)は「床から体がドンと突き上げられるような激しさで驚いた」と話していた。
同市片岡町の刺(さす)田(た)比(ひ)古(こ)神社では、高さ約2メートルの石造りの灯籠が倒れる被害が出た。負傷者はいなかった。
また市内では、地震によるエレベーターの緊急停止なども相次いだ。