PR

産経WEST 産経WEST

ワーケーションが四国を一つに 活きるお遍路の文化

ワーケーションの効果を説明する徳島文理大の床桜英二教授=1月28日、高松市
ワーケーションの効果を説明する徳島文理大の床桜英二教授=1月28日、高松市

 新型コロナウイルス感染症の拡大を機にテレワークを導入する企業が増える中、旅先などで休暇を楽しみながらテレワークで働く「ワーケーション」を四国に呼び込もうと今年、関係団体が「四国周遊型ワーケーション推進協議会」を設立した。インターネット環境や交通手段の整備など課題もあるが、関係者は「お遍路という周遊文化があり、(四国4県の)4つの顔を行く先々で楽しめる」と四国ならではの強みをアピールする。

官民協力し推進

 協議会には、四国4県の官民でつくる四国ツーリズム創造機構をはじめ、航空会社、JR四国など約10団体が参加。1月に高松市で設立総会を開いた。

 「東日本大震災を機にサテライトオフィスの需要が高まり、コロナ禍でワーケーションが広がりそうだ」。総会の中で、協議会のアドバイザーを務める徳島文理大の床桜(とこざくら)英二教授は、危機に直面すると新たな仕組みに注目が集まると指摘。通勤時間を休暇やリフレッシュに充てることができるワーケーションは時間を有効活用できる一方で、生産性の低下や情報漏洩(ろうえい)のリスクを懸念する企業もあるとした。

 ワーケーションに欠かせないポイントとして、ネットの速度やコワーキングスペースといったテレワーク環境の整備▽釣り、サーフィンなど体験メニューの開発とサポート態勢▽現地までの移動手段の確保▽ニーズに応じた価格設定-などを提示。参加者同士で立場の違いはあるが「ワーケーションを生かした地域の再生、活性化という方向性を見失ってはいけない」と呼びかけた。

廃校活用、企業の研修も

 協議会に加わった団体や企業は、それぞれ取り組みを進めている。

 石鎚山系を拠点に愛媛、高知両県で活動する地域観光サービス統括会社「ソラヤマいしづち」(愛媛県西条市)は、働き方改革に力を入れる企業トップの講演や参加者によるワークショップ、電動アシスト付き自転車での移動を盛り込んだ3泊4日のモニターツアーを企画した。

 東京などから約5社を招いて1月下旬に開催予定だったが、緊急事態宣言の発令を受けて延期。それでも来年度に向けて販売戦略を検討中で、担当者は「企業と地域の交流を生み出し、リピーターを獲得したい」と期待を寄せた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ