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国内初の院内感染1年 和歌山・有田病院 知事「やりすぎが奏功」

 新型コロナの強い感染力は当時の医療現場では分かっておらず、診察時のマスクとフェースシールド併用や共用部分のアルコール消毒などは徹底されていなかった。「コロナ対策としては不十分だった」と野尻技監は話す。

 しかし、感染を早期・完全に封じ込めるため、県の取った対応は素早かった。権限が直接及ばない社会福祉法人運営の有田病院に新規入院と外来診療休止を強く要請した。また、医師や患者のほか出入り業者、警備員にまで範囲を広げ、総勢474人にPCR検査を実施。さらに有田病院以外でも感染が疑われる肺炎患者も検査対象に加えた。

 国の当時の主な検査対象は新型コロナの発生地とされた中国・湖北省への渡航歴のある人などとされていたが、県の対応は国の対象を大きく超える異例の対応だった。

 同病院ではその後2週間以上感染者は確認されず、院内感染から約3週間後の3月4日に業務が再開された。

 仁坂知事は「当時は新型コロナの対応で分からない部分があった。やり過ぎをあえてやったのがよかった」と振り返る。「保健医療行政を担うわれわれが、地域の実情に応じて対応するのが大事。国に基準を決めてもらうのではなく知事が判断して必要な対策を取ることが必要だ」と強調する。

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