大阪府が緊急事態解除要請の基準達成 9日に判断
大阪府は8日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除を政府に要請する条件として独自に定めた感染者数の基準を達成した。9日に対策本部会議を開き、専門家の意見を聴いた上で要請の是非を判断する。京都、兵庫両府県との合同要請が可能かどうか調整を続ける。
吉村洋文知事は8日、解除を要請する場合は13日施行の改正特措法で新設された「蔓延(まんえん)防止等重点措置」の適用を求める方針を表明した。8日の新規感染者は119人。
府は1日、解除要請の基準を(1)直近7日間の新規感染者の1日平均が300人以下(2)重症病床の使用率が60%未満-のいずれかが7日間続くこととした。
府によると、(1)は2日に292人となった後、徐々に減少。7日に193人と200人を下回り、8日は185人だった。(2)については、8日までに達成した日はない。
また府ではこの日、新型コロナウイルスに感染した11人が死亡したと発表。死者数は累計1009人となった。