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都こんぶにうまい棒…思わず手にとってしまうマスクケース 元気がでるデザイン求めて

 パインアメや都こんぶ、うまい棒など人気商品のパッケージをあしらったユニークなマスクケースが話題となっている。関西を中心に「お菓子のデパートよしや」を展開する吉寿屋(よしや)(大阪府摂津市)が販売した。新型コロナウイルス感染拡大で苦境にさらされた関西をはじめとする全国の企業とタッグを組んで作ったマスクケース。「コロナ禍でも笑顔あふれる社会を」と、笑いとアイデアで困難を乗り越えていく。  (上岡由美)

日本を明るくするために

 「元気が出るデザインってあるじゃないですか。その商品を見てクスッと笑う方が一人でもおられたら、世の中の雰囲気も少しは明るくなるのでは」

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 1回目の緊急事態宣言が発令されていた昨年5月、吉寿屋の神吉一寿(かみよしかずとし)社長(54)を発起人に、日本から世界を元気にするための「なにわ元気にするでープロジェクト」が発足した。コロナ禍で困難を強いられている企業約20社が参加。世の中を明るくするための商品開発を進めた。

 参加企業や関西の大学生とオンライン会議を行い、着目したのがマスクケースだった。

 「食事の際など、マスクの置き場所に困っているのを見てマスクのカバーはいるなあと思った。マスクを清潔に一時保管することは、ほかの人にも安心感を与える。それでマスクを使うときに笑顔が出るようなものを考えた」

 マスク着用が定着したことで、マスクケースを持つことも新習慣になってきた。「みんながよく知っているお菓子のパッケージなんかいいんじゃないか。企業のPRにもなるし」と提案。取引先や、プロジェクトの構成企業を中心に声をかけたところ反応がよく、パインアメのパイン(大阪市天王寺区)やぼんち揚のぼんち(同市淀川区)、都こんぶの中野物産(堺市堺区)など20社以上が賛同。製作に取り掛かった。

「吉寿屋」の神吉一寿社長=大阪府摂津市
「吉寿屋」の神吉一寿社長=大阪府摂津市
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コンテストも計画中

 アイデアを出してから半年後の昨年10月、企業のロゴや商品の包装デザインを施した、3枚のマスク入りマスクケース「マスクDEおみや」(300円)が発売された。現在もお菓子のデパートよしややブックスタジオ新大阪店などで販売されている。

 アルミ素材で軽く、密封できるので小物入れとしても活用できる。何より見た目が楽しく人気を集めているという。プロジェクトの売り上げの一部は「国境なき医師団」や「あしなが育英会」などに寄付される仕組みだ。

 マスクケースの好評を受けて、プロジェクトの協力企業も増えた。お菓子メーカーだけでなく、ホテルや水族館、ラーメン店、プロバスケットボールチームなど30社・団体以上が参画。これを機にプロジェクト名も「なにわ-」から「日本を元気にするで-プロジェクト」にスケールアップした。

 また、プロジェクトの第2弾として、マスクケースを題材に、若者のデザイン力で日本を元気にする「マスクケースデザインコンペティション2021」の開催を決定した。コロナ禍でバイトが減り、経済的に苦しい状況にある大学生や専門学校生を手助けしたいと考え、大阪芸術大学(大阪府河南町)のアドバイスも受けながら実施する。選んだデザインを商品化し、入賞者には賞金が贈られる。

 このほか、今月からは、大阪市内の郵便局31カ所のスペースを使って、マスクケースをそのまま郵送できるようになった。神吉社長いわく「これが届いたら『フフッ』と笑ってしまうかも。楽しみにしていてください」。アイデアは尽きない。「これからも『コロナに負けるな!』という気持ちで社会をサポートしていきたい」と意気込んでいる。

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