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シェアサイクルの実証実験広がる 市民の足として根付くか

吹田市役所前に設置されたシェアサイクルポート
吹田市役所前に設置されたシェアサイクルポート

 大阪府吹田市は、先月から電動アシスト自転車を気軽に利用できるシェアサイクルサービスの実証実験を始めた。すでに隣接する同府豊中市でも実験が進んでおり、相互乗り入れも可能。密を避けて移動できることから、新型コロナウイルスの感染予防対策として注目される自転車が、市民の足としてどう浸透するか、確かめる。

 吹田市では、自転車を時間単位で借りて返すことができる「シェアサイクルポート」を市役所前や市内の主要駅など計19カ所に設けた。約50台の電動自転車を導入。料金は15分で70円、12時間千円となっている。全国で同様のサービスを展開している「オープンストリート」(東京)に運営を委託しており、先行して導入している大阪市や豊中市、池田市などにあるポートへの持ち出しも可能だ。

 自転車を安心して利用できる環境づくりを推進する「市自転車利用環境整備計画」を策定している吹田市では、実験を通じて、シェアサイクルの有効性や、路線バスやタクシーなどの公共交通に与える影響、駐輪場の利用状況の変化などを分析する。今後は万博記念公園をはじめ主要公園などにポートを増やしていく方針で、市総務交通室は「市民の足として交通網の足りない部分を補完するだけでなく、レジャーや観光にも利用できるように整備したい」と話す。

 一方、令和元年11月からシェアサイクルの実証実験を行っている豊中市では、開始1年間でポート数は27カ所から47カ所に、台数も70台から170台に増やした。2年10月の月間利用者数は1285人で、開始当初の月間利用者数よりも3・3倍に増加。中でも北大阪急行緑地公園駅から服部緑地を抜けて阪急曽根駅に通じる利用が多く、バスの代わりに東西間の移動手段として活用していることがわかったという。「行動範囲が広がった」という回答も半数以上に達している。

 豊中市交通政策課は「新型コロナウイルスの感染予防で密を避けるために利用しているとの声もあった。吹田市のシェアサイクルとの相乗効果が期待できる」と話している。

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