PR

産経WEST 産経WEST

「動かない」はずがかなり動くハシビロコウ 名はフドウ

 フドウは、自分の世話をしてくる飼育員にお辞儀をしたり、くちばしでカタカタと音を立てる「クラッタリング」と呼ばれる「動き」もしている。親しみを込めた愛情表現という。飼育員が作業をしていると、後ろからのぞき込んできたり、背後に葉っぱを積んでくれたりすることもあるという。

 葉を敷き詰めたザルの上がお気に入りで、一日の大半をその上で過ごす。そのザルが展示室のガラス近くにあるため、来園者はフドウを間近で観察できる。そうした環境もフドウが動くことにつながっているようだ。

 同園によると、それでも普段は同じ場所に数時間も立っていることがあり、他の鳥に比べて動かない。「人見知りしない性格。テレビカメラの前でもマイペースなので『動く』イメージが広まったのかもしれません」と森本さん。

 同園営業・企画課の山田篤課長代理は「ハシビロコウは個性豊かで見ていて飽きない。動いても動かなくても話題になる」と話す。

野生絶滅の危険性が高い種

 ハシビロコウは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで危急種(野生絶滅の危険性が高い種)に分類されている。国内で飼育されているのは十数羽のみという、希少な鳥だ。

 情報サイト「All About」で、動物園や遊園地の情報を発信するライターの佐々木隆さんによると、国内では2000年代になってハシビロコウを飼育する動物園が増えたという。佐々木さんは「まったく動かないハシビロコウもいれば、自分から近づいてくるのもいる。あせらずじっくり観察してほしい」と話している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ