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道幅狭い周回コース…異例中継の関西テレビ「選手の心にスポットを」

周回コースを試走する中継バイク=29日、大阪市東住吉区の長居公園(宮沢宗士郎撮影)
周回コースを試走する中継バイク=29日、大阪市東住吉区の長居公園(宮沢宗士郎撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、長居公園(大阪市東住吉区)の周回コースで開催される31日の「第40回大阪国際女子マラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)。異例の浪速路をどう伝えるか、生中継する関西テレビ放送のスタッフも知恵を絞っている。当初は戸惑いがあったが、日本記録の更新に期待がかかるとあって士気は高まるばかり。沿道の景色は単調になるものの、「その分、選手の心にスポットを当てたい」。歴史的な一日の緊張と興奮を視聴者に届ける。(西山瑞穂)

 ともに東京五輪代表の一山麻緒(23)=ワコール=と、前田穂南(ほなみ)(24)=天満屋=が対決する今大会。長居公園の周回コースは平坦(へいたん)で風の影響も少なく、男子選手がペースメーカーを務めることを考慮すれば、2時間19分12秒の日本記録更新は決して夢ではない。番組責任者の沢田淳司プロデューサー(44)は視聴者の期待を念頭に、「選手のタイムとの戦い」が最大の見せ場になると見込んでいる。

 大阪城公園や御堂筋といったランドマークを駆け抜ける例年の光景はなく、沿道の声援も聞こえない。ただ沢田さんは「普段より選手一人一人の心の動きにスポットを当てられる」と前向きにとらえる。勝負の中での表情の変化も注目すべきポイントといい、「事前の取材エピソードも交えながら、選手の思いを伝えることができれば」。

 異例の周回コース。鈴木智雄テクニカルディレクター(49)は「選手がどこを走っているのか分かりにくければ、視聴者は興ざめする」と話す。そうした観点から、選手を俯瞰(ふかん)して撮影できるカメラを公園内の2カ所に配置。「タイムの推移や位置情報など、テレビを見て視覚的にも楽しめるようにしていく」とプランを明かした。

 選手が走るコースの幅は6メートルと狭い。そのため大型の中継車は使わず、乗用車とバイクを駆使して中継する。レースの展開次第で車両の移動が困難になることも想定されるが、状況に応じ、柔軟に対応していく方針だ。

 「マラソンに詳しくない視聴者にも分かりやすく伝えたい」。初のマラソン実況に挑む岡安譲(ゆずる)アナウンサー(46)も意欲をみなぎらせている。コロナ禍の中、あらゆる面で歴史的といえる今大会。岡安さんは「選手の走る姿から勇気をもらい、ハラハラやドキドキを視聴者の皆さんと共有したい」と力を込めた。

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