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都会に湧き出る天然温泉 大阪は千メートル掘れば40度

 温泉法は、硫黄やラドンといった特定物質を一定量含有するか、採取時の温度が25度以上の温水や水蒸気などを「温泉」と定義している。

 府によると、大阪の地下で採取される温泉は多量の特定物質を含有しているわけではなく、源泉25度以上の「単純温泉」が多くを占める。これには、「地温勾配」と呼ばれる温度の上昇率が深く関係する。一般的に地表からの深さ100メートルごとに2~3度ほど上がるとされるが、府内では地温勾配が一般より高い3度台後半の場所が多く、「千メートル掘れば温度は40度ほどになる」(府担当者)という。

新たな掘削に規制

 大阪の地下構造に詳しい一般財団法人「地域地盤環境研究所」(大阪市)によると、府内の平野部の地下約千~1500メートルの砂礫(されき)層に浸透した雨水などが地下の熱に温められ、温水になるのではないかといわれる。近畿地方の下にはフィリピン海プレートが沈み込んでいて、温泉の形成に関与していると考えられている。

 大阪府は20年度から温泉を保護するとともに、掘削時のガス爆発事故などを避けるため、すでに判明している源泉の半径800メートル以内で新たに掘削しないといった事業者向けの基準を定め、規制している。大阪市などの都市部を中心に、かつて盛んだった温泉開発は落ち着きつつあるという。

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