PR

産経WEST 産経WEST

クラスター発生の老健施設、8割が入院できず待機 協会調査

新型コロナウイルスのクラスターが発生した大阪府内の高齢者施設=令和2年8月(提供写真)
新型コロナウイルスのクラスターが発生した大阪府内の高齢者施設=令和2年8月(提供写真)

 大阪府内の介護老人保健施設(老健)で、入所者が新型コロナウイルスに感染しても入院できず、施設内で待機させられている実態が21日、大阪介護老人保健施設協会(大阪市)のアンケートで明らかになった。クラスター(感染者集団)が発生した施設のうち8割で感染者がすぐに入院できず、その間に施設内で感染が広がる傾向もみられた。

 同協会が昨年4月以降の感染状況を調べるため、加盟する府内188施設を対象に実施し、131施設から回答を得た。

 アンケートによると、感染者が確認されたのは、3分の1の44施設。このうち10施設で感染者が5人以上確認されるクラスターが発生し、うち8施設では病床不足などのため感染者がすぐに入院できず、保健所の指示により施設内で待機を余儀なくされた。

 待機期間が2週間以上となったのが3施設あったほか、患者の中には待機中に症状が悪化し、救急搬送後に死亡したケースも複数あったという。

 一方、感染者が4人以下にとどまりクラスターに至らなかった34施設のうち、31施設では施設内での待機はなかった。残る3施設でもいずれも2~3日以内に入院などの措置が取られ、待機期間は短かった。

 同協会の木場(こば)康文事務局長は「感染者をすぐに入院させることが、施設内感染の拡大抑制につながることは明らかだ。府に対し、引き続き早期の入院措置を求めていく」と話した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ