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頻発する車の立ち往生、原因は雪でなくガス欠だった

 しかし、自動車専用道と国道を接続して構成する県内の山陰道は事情が異なる。全長88キロのうち74・5キロが自動車専用道区間で、この間に計24のIC(国道区間も含む)が設けられている。IC間の距離は短く、走行中にエンプティランプが点灯したとしても、容易に一般道に降りて給油はできる。しかも、県内の山陰道は通行料金が不要で、乗り降りに抵抗感は小さい。

 それでもガス欠が発生している。鳥取河川国道事務所計画課の高市康寿課長は「どこで降り、どう行けば給油所に行けるか分からないドライバーがいるのでは」と推測。一方、県警高速隊の長砂隊長は「ガソリンが残り少なくなっても目的地まで行けるかなと無理をしたり、そもそもガソリンがなくなっていることに気づかなかったりする」、JAF鳥取支部推進課の清水歩課長は「軽自動車だとエンプティランプがない車種もある」と話し、いずれも見通しの甘さや運転知識の未熟さを指摘した。

渋滞発生はないものの…

 県警や同事務所によると、昨年は、ガス欠による立ち往生で渋滞が発生した例はないという。上り下りとも片側1車線区間がほとんどの山陰道だが、路肩や非常駐車帯に停止することで、立ち往生車両が完全に道路をふさぐことはなかった。

 しかし、停車した車両の脇を通過する際に速度低下などの交通障害は発生する。さらに、高速道や自動車専用道での燃料切れによる停止は道交法違反となり、摘発されれば普通車で9千円の反則金が科され、交通違反点数も2点減点となる。

 山陰道でガス欠による立ち往生が頻発する状況を受け、同事務所や県などは昨年11月、IC出口付近と一般道に、最寄りのGSまでの案内看板設置に着手。来年度いっぱいかけて、出口から2キロ以内にGSがある10のICを対象に看板を掲げる。

 高市課長は「看板によりドライバーを導ければ」と効果に期待。一方、長砂隊長は「山陰道などを利用する際には、燃料残量やタイヤの空気圧などをチェックする『運行前点検』を心掛けてほしい」と注意を呼び掛けた。

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