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AI予測でドラレコが警告「事故の危険性が高い地点です」

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 「この先、事故の危険性が高い地点です」。損害保険会社が契約者に提供するドライブレコーダーから音声を流し、運転手にリアルタイムで注意を促す取り組みが香川県で始まる。呼びかけのベースになっているのは、県がAI(人工知能)を活用して作った「交通事故危険度予測マップ」のデータ。昨年の人口10万人当たりの交通事故死者数が全国ワーストだった県は、損害保険会社と連携した新たな取り組みで、事故の抑止を目指す。

リアルタイムにピンポイントで

 車がある場所に近づくと、車内に設置した通信型ドライブレコーダーから「この先、事故の危険性が高い地点です。ご注意ください」と音声が流れる。それを聞いた運転手はアクセルから足を離したり、ブレーキを軽く踏んだりする。結果として、漫然運転による交通事故の発生を抑止できる-。今月下旬に始まる取り組みが思い描くのは、そんな未来だ。

 ドライブレコーダーは位置情報をサーバーに送信しており、サーバーに登録された地点に車が近づくと、ドライブレコーダーにアラート信号が発信され、音声が流れる仕組み。ピンポイントに、リアルタイムで注意喚起ができるのが特徴だ。

 三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が自動車保険の契約者に提供しているドライブレコーダーが対象。三井住友海上火災保険の高樋毅四国本部長は「『危ない』といわれると注意力が増し、わざわざ危険な運転はしない。事故削減の効果を確信している」と話す。

4万件事故情報などベースに

 サーバーには、県が昨年3月に公表した「交通事故危険度予測マップ」で交通事故が発生する危険性が高いとされた100カ所の地点を登録する。

 県くらし安全安心課によると、同マップの作成にあたっては、約4万件の人身事故のデータをはじめ、道幅や車線数などの道路に関する情報、沿線の店舗の状況といった膨大なデータをAIに読み込ませた。その後、AIが交通事故の危険性が高いとはじき出した上位100カ所を地図に落とし込んだ。このマップは市町や警察署に配布したほか、県のホームページでも公開している。

 ただ、地点はあくまでAIによる「予測」にすぎず、「必ずしも交通事故が多発している場所とはかぎらない」(同課担当者)。危険性が高いとされた上位10地点で過去5年間に発生した人身事故件数は、最多の29件から最少の1件まで幅がある。

人口10万人当たりワースト

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