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「ドッコイショ おぶった母が 気合い入れ」認知症学ぶカルタのほっこり度

ほっこりする絵柄で認知症について学べるカルタ
ほっこりする絵柄で認知症について学べるカルタ
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 川柳と、それに合わせた絵を組み合わせ、遊びながら認知症を学べるカルタ「とうおんサポーターかるた」を愛媛県東温市のボランティア団体が作成した。読み札の川柳と、絵札の図柄のいずれも市民から募集。思わず笑ってしまうような川柳があれば、温かみを感じる絵柄があり、一般募集ならではの親しみの持てる内容となっている。

温かみのある絵柄

 誰にも起こりうる認知症への理解を深め、認知症の人も普通に暮らしていけるまちを作ろうというのが狙い。同市地域包括支援センターの認知症サポーター養成講座を受講した市民が、認知症キャラバンメイトとしてボランティア団体を立ち上げ、アイデアを出し合って作成を決めた。キャラバンメイトの一人、宇和川伴典さん(70)は「昔からあるかるた遊びは、家族や高齢者とのコミュニケーションの場になる。親子3代で遊びを継承することにもなり、遊びの中で認知症への理解が進むとよい」と話す。

 団体ではまず市民に川柳を募り、続いて川柳に即した絵を募集。構想から約3年の令和2年春に完成した。特徴は、つい噴き出してしまいそうな面白い川柳と愛情を感じられる絵。絵は色鉛筆やクレヨン、絵の具などで描かれ、はり絵の作品もあった。

心のこもった一言

 一方、認知症の問題は深刻であり、ユーモアのある表現で誤解を招いてはいけないと考え、絵札の裏に「キャラバンメイトのひとこと」を添えた。

 例えば「おばあちゃんに お年玉もらう 3回目」の読み札には、こんな一言が添えられている。

 「3回もお年玉を渡してしまうおばあちゃんは、孫がかわいくてしょうがないのでしょう。たとえ物忘れがあってもお孫さんを喜ばせたい気持ちは変わりません。家族が認知症になっても腹が立つことばかりではありません。そんなほんわかした間違いを本人と一緒に笑いあえる家族であってほしいですね」

 また、「ドッコイショ おぶった母が 気合い入れ」という読み札に対応した絵札には、こう記した。

 「大変な介護生活の中にも、ユーモアを探すことは大切です。介護をしている人が認知症の人と一緒に笑うことが出来たら、きっと認知症介護は大変なことばかりではなくなると思います」

サロンや学校で活用も

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