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【コロナに克つ】日常や自然を動画で疑似体験 人気集める背景は

奥平真司さんが投稿したモーニングルーティン動画(本人提供)
奥平真司さんが投稿したモーニングルーティン動画(本人提供)
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 午前5時、スマートフォンのアラームが鳴り響き、男性が目を覚ます。顔を洗って歯を磨き、朝食を食べ、仕事にとりかかる-。

 一人の男性の日常生活を淡々と映し出した動画のタイトルは「朝食作りに○時間…26歳のモーニングルーティン。」。動画投稿サイト「ユーチューブ」で「OKUDAIRA BASE(オクダイラベース)」の名前で活動するデザイナーの奥平真司さん(26)が投稿した。毎朝の習慣(モーニングルーティン)動画をこれまでに4本投稿し、計約80万回再生される人気ユーチューバーの一人だ。

 新型コロナウイルスの感染拡大が始まった昨年冬以降、こうしたルーティン動画が話題を呼び、昨年12月末時点で400本近く投稿された。人気の理由について、奥平さんは「コロナ禍で人との交流が限られる中で、日常や生活風景が見えて安心できるのかもしれない」と話す。

 確かに新型コロナは「日常」を一変させた。外出自粛に休業要請、昨年4月には全国に緊急事態宣言も出され、自宅で過ごす時間が増えた。

 視聴情報分析サービスを提供するニールセンデジタル(東京都)によると、18歳以上の男女8千人を対象にした調査で、コロナ感染が急速に拡大した昨年3~4月の動画投稿サイトの平均利用時間は、同1~2月と比べて1時間近く伸びたという。

 奥平さんをはじめルーティン動画の多くは、起床から出勤までの毎朝の風景を紹介しただけのものだ。多くのユーチューバーが投稿する「歌ってみた」などの「やってみた系」やゲーム実況など自分で企画・編集する動画と比べると、どこか味気ない感じがする。

 だが、動画のコメント欄には「コロナ禍なのに、丁寧な暮らしって感じがして素敵です」「毎朝こうならコロナ関係なく楽しく過ごせそう」といった言葉が並び、何気ない日々の暮らしに共感する視聴者の姿が浮かび上がる。

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