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塾の応援自粛要請、保護者人数制限 私立中入試でもコロナ対策

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 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、受験シーズンが本格化する。16日には大学入学共通テストをはじめ、関西では私立中学の入試がスタート。3密を避けるために、各中学校は受験会場を増やしたり、「受験の風物詩」ともいえる試験会場周辺での塾関係者の応援自粛を求めたりするなど感染防止対策を進めており、おなじみの受験風景も様変わりしそうだ。(地主明世)

 「塾などの応援については人数規制をかけます」。そう話すのは四天王寺中学校(大阪市)の担当者。昨年は700人以上が受験し、今年も同程度の受験者数を見込む。校門前が受験生や保護者、応援に駆け付けた塾関係者らでごった返す光景は恒例となっていたが、今年は学校側が各塾に5人以内に絞るように要請。さらに校門内に入れるのは受験生のみに限定し、保護者には別の入り口から控室に出入りするよう求める。

 文部科学省や経済産業省は昨年12月、全国から受験生が集まる大学入試で激励などの行為を控えるよう塾や予備校などの業界団体に通知しており、文科省の担当者は「中学入試や高校入試でも密が想定される状況ならば、各学校は同じように対応してもらいたい」と話す。

 こうした動きを受けて、進学塾大手の「浜学園」(兵庫県西宮市)は入試会場周辺での激励の中止を決定。例年は「絶対合格するぞ」と塾講師らが気勢を上げ、受験する塾生たちが集まって拳を突き上げる姿が見られたが、今年は会場から少し離れた場所で小人数の職員が待機。「小学生は筆記用具やカイロなどの忘れ物で動揺してしまうこともあるので、そうしたケースに備えたい」(担当者)という。

 親和中学校(神戸市)は校外施設の受験会場について例年より広いスペースを確保し、受験生同士の距離を保つようにする。西大和学園中学校(奈良県)も、県内での受験会場を昨年から1カ所増やして4カ所にするほか、東京都や北海道などを含めた県内外の入試会場で飛沫(ひまつ)防止用のパネルを設置する。

 関西以外の私立中学校でも対策は進み、埼玉県の大妻嵐山(おおつまらんざん)中学校は例年、試験当日まで出願を受け付けているが、今年は校外の受験会場については3密を避けるために独自に定員を設け、達し次第、出願受け付けを打ち切ることを決めた。入試は今月10日に行われるが、担当者は「例年の受験者数であれば何とかカバーできると思う」と話す。

 また、中学入試では受験会場まで生徒に付き添う保護者も多く、大半の学校は控室を準備している。ただ今年は入室できる人数を絞ったり、控室をなくしたりして感染防止に気を配る。

 神戸海星女子学院中学校(神戸市)は、保護者の待機場所としている講堂に入れる人数を1人に制限し、距離を確保するため指定席にする。野手数弘教頭は「これまで家族の複数人が付き添うこともあったが、今年は控えていただかざるを得ない。感染状況を見ながら、できる限りの対策を進めたい」と話している。

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