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かけるギリシャ産オリーブオイルに期待かける輸入会社

 近年人気が高まってきたオリーブオイルの中でも、国内ではまだ珍しいギリシャ産のオリーブオイルを普及させようと、大阪府泉南市の輸入・卸売会社「そらみつ」が「搾りたて」を商品化するなどの取り組みを進めている。日本では調理用の油として使われることが多いオリーブオイルだが、同社はドレッシングとして料理に「かける」用途を広めることで、豊かな風味を持つギリシャ産の魅力を伝えようとしている。

ギリシャ産オリーブオイルについて説明する村上篤矢社長=大阪府泉南市(安元雄太撮影)
ギリシャ産オリーブオイルについて説明する村上篤矢社長=大阪府泉南市(安元雄太撮影)

 「ギリシャでは各家庭がオリーブの木を持っていて、家族総出で収穫します。料理にはオリーブオイルをたっぷりかけます」

 同社の村上篤矢社長(51)はギリシャ人の生活でオリーブオイルがいかに大事な位置を占めているかをそう語る。平成14年に会社を設立し、ギリシャを訪れて「オリーブオイルでも(それまで味わったものと)こんなに違うのか」と感動したことが今も原動力になっているという。

 村上社長は毎年、オリーブの収穫が始まる11月下旬からギリシャを訪れ、農家から品質のいいオイルを仕入れる。日本に持ち帰り、瓶詰めして出荷する。ギリシャ産の大半は、オリーブの実を収穫後24時間以内に搾り、それ以外の加工をせずにジュースのような香りや味わいが特徴の「エクストラ(EX)バージン」だ。

 地中海の風を受けて育った実を搾ったものは「EX海のオリーバ」、山の雪解け水で生育した実を原料にしたものは「EX山のオリーバ」といった商品名で販売。昨年の収穫期に初めて搾汁したオイルは、「オリーブヌーヴォー」(2本セットで3千円)として瓶詰めした。

 財務省の貿易統計によると、日本に一昨年輸入されたオリーブオイルの約64%がスペイン産、約30%がイタリア産で、ギリシャ産は約1%にとどまる。

 村上社長は、スペイン産とイタリア産は複数産地から大量に仕入れ、ブレンドして価格を抑えた商品が多いと説明。日本でも健康志向の高まりに伴って注目され、売り上げが伸びているオリーブオイルだが、主な使われ方は食材を炒めるなどの調理用で、香りが魅力のギリシャ産EXバージンオイルの注目度はまだ低いと嘆く。

 そこで、同社がPRしたのは、料理に「かける」という楽しみ方。EXバージンオイルは、野菜やパンなどにとどまらず、刺し身など日本の食材にそのままかけても、他の調味料とは異なる新鮮な味わいがある。「バニラアイスにかけると高級アイスクリームになる」と村上社長。しょうゆの多用などで塩分取りすぎになりがちな日本人にとって、健康を守ることにもつながると主張する。

 同社によると、新型コロナウイルスの影響で弁当の消費が増えているのに従い、弁当に付ける小袋タイプの売り上げが倍増。村上社長は「日本人は風味が分かる国民。違いを知ってもらえれば、ギリシャ産オリーブオイルはまだまだ伸びる」と期待をかける。

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