松井市長「感染防止に全力」 首都圏緊急事態宣言には理解示す
大阪市の松井一郎市長は4日、市役所で年頭記者会見に臨み、「新型コロナウイルスの感染拡大防止に全力で取り組む」と決意を述べた。1病床当たり1千万円の協力金を支給する市独自の支援策により、昨年末までに新たに軽症・中等症患者用の病床を34床確保したことも明らかにした。
市内全域の酒類を提供する飲食店などを対象に、今月11日まで出している営業時間短縮と休業の要請についても言及。「一挙にフルタイムで、とはならないかもしれないが、(営業)時間を少し延長するとか、商売が成り立つことも考えていかないといけない」と述べ、現在は午後9時までとしている営業時間を延ばす可能性を示唆した。
政府が1都3県に緊急事態宣言を発令する方向で調整していることについて、「首都圏は感染者数の増加に歯止めがかかっていない」と理解を示した。