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不登校経験者の声集めた事例集でエール 当事者の両親発行

全国へ足運び

 事例集には毎回、「リアルで等身大」の7人が登場する。さまざまな理由で不登校になり、現在は看護師になった女性や画家として活動する男性、親の会を立ち上げた保護者や当事者の子供に寄り添うフリースクールの代表者ら、不登校と向き合う多彩な人々が思いの丈を語っている。

 金子さん夫妻は、全国各地の取材相手のもとに足を運び、何時間もかけて丁寧に話を聞く。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出た頃は取材を延期せざるを得なかったが、解除後は感染対策を取りながら再開し、今秋の第4号発行にこぎつけた。

 最新号に登場するダンサーの女性は、級友への先生の叱責が自分に向けられているように感じ、小中学校にほとんど通わなかった。当時を「経験値のなさに対するコンプレックスが1年ごとにバージョンアップしていくみたいな感じ」と表現。不登校を何とかしなければと奔走する母の姿に「私、そんなにヤバいんだ」と追い詰められたといい、「周囲が適当になったり、スキマをつくる」ことが大切だと訴える。不登校経験者ならではの実感のこもった言葉が今悩んでいる人たちの胸に突き刺さる。

 事例集に登場する人々の共通点は「雲をくぐりぬけて、その向こうには青空が確かにあると知っていることだ」とあかねさん。「きっと勇気づけられる言葉に出会えるはず」と話す。長男も現在は通信制高校に在籍し、友人と遊びに出かけるなど、「彼なりに人生を楽しんで生きている」。雨雲はいつか晴れるのだと、これからも伝えていくつもりだ。

 事例集はびーんずネットのオンラインショップ(https://beansnet.thebase.in/)で購入できる。千円(税別)。

 「不登校」に関する皆さんの情報やご意見、ご感想を募集します。住所、氏名、年齢、性別、電話番号を明記していただき、郵送の場合は〒556-8661(住所不要)産経新聞大阪社会部「不登校取材班」、FAXは06・6633・9740、メールはfutoukou@sankei.co.jpまでお送りください。

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