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再審無罪の元看護助手 4300万円国賠提訴へ 滋賀

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年にあった患者死亡をめぐって滋賀県警に逮捕され、殺人罪で服役し、今年3月に再審無罪が確定した元看護助手の西山美香さん(40)の弁護団は22日、国家賠償法に基づき、国と県に対して計約4300万円の支払いを求める訴訟を大津地裁に起こすと発表した。提訴は25日の予定。

 22日に大津市内で記者会見した井戸謙一弁護団長は「新たな冤(えん)罪(ざい)被害者を生まないための力になる。供述弱者の取り調べに関する問題点を明らかにする」と強調した。国賠訴訟では取り調べを担当した刑事らの証人尋問を請求し、県警や地検の捜査の違法性を追及する。

 西山さんは16年、好意を抱いた男性刑事の気を引こうと虚偽の自白をしたことをきっかけに、殺人容疑で逮捕、同罪で起訴された。公判で否認に転じたが、懲役12年が確定、服役した。

 再審無罪判決では、取り調べを担当した男性刑事が西山さんの恋愛感情を認識したうえで「強い影響力を独占し、供述をコントロールした」などと捜査の問題点が指摘されたが、証人尋問などは行われなかった。

 大津地裁は今年10月、西山さんが申し立てた刑事補償請求について、請求通り約5997万円の補償金を支払う決定をした。

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