会見を開いた奈良県教委の吉田育弘教育長(左)と山辺高校の吉岡敏之校長=奈良市
31日に開幕する全国高校サッカー選手権大会に出場予定の奈良県立山辺高校(奈良市)のサッカー部員が寮内で飲酒をしていた問題で、同校や県教育委員会が17日会見し、同部の全国大会出場を辞退しない方針を改めて示した。一方で、飲酒した生徒10人のうち、2人については「反省が不十分だ」として出場させないことを明らかにした。
問題発覚後、同校は10人に対し、17日までの1週間、道徳教育や面談など特別指導を実施。8人は改善がみられたといい、全国大会出場を認めた。