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京アニ事件犠牲の津田さん父「罪の意識が芽生えるかどうか」

報道陣の取材に応じる津田幸恵さんの父、伸一さん=12月16日午後、兵庫県加古川市(渡辺恭晃撮影)
報道陣の取材に応じる津田幸恵さんの父、伸一さん=12月16日午後、兵庫県加古川市(渡辺恭晃撮影)

 「起訴されたと聞いたとき何も感じなかった。娘は確かに殺されたんだけど、誰を恨むでもない。これからも(悲しみは)ずっと続いていく」

 事件で犠牲となった津田幸恵さん=当時(41)=の父、伸一さん(70)は16日、報道各社の代表取材に対し、こう語った。起訴により事件は一つの節目を迎えたが、伸一さんは悲しみを抱えながらも、静かに日々を過ごしている。

 子供のころから絵を描くのが大好きだった幸恵さんは、カラーコーディネーターの資格を生かして、作品の絵を仕上げる「着色」のプロとして20年にわたり第一線で活躍していた。京アニの代表作の一つ「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」をはじめ、「クレヨンしんちゃん」などの制作にも携わった。

 事件後、「思い出すのはつらすぎる」と幸恵さんの思い出の品はほとんどすべて処分した伸一さん。最近は「ようやく自分の時間が持てるようになってきた」というが、幸恵さんのことは思い出さないようにしているという。「結局は楽しい思い出じゃなくて、悲しみにつながる」

 自身も大やけどを負った青葉被告については「憎いとかじゃなくて、哀れ」と話した。

 今後、事件の真相究明の場は司法に移る。だが、伸一さんは公判に参加する気はないと明かし、こう続けた。「本当に自分がしたことを180度転換して悔いるか、被害者に対しても罪の意識が芽生えるのかどうか。(事件を起こした)理由は知りたくない」

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