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京アニ事件犠牲の渡辺さん母「これからも作品楽しんで」

京都アニメーション美術監督として活躍した渡辺美希子さんの作品=9月6日、三重県桑名市(秋山紀浩撮影)
京都アニメーション美術監督として活躍した渡辺美希子さんの作品=9月6日、三重県桑名市(秋山紀浩撮影)
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 京都アニメーションの放火殺人事件で犠牲になった渡辺美希子さん=当時(35)=は公開中の映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で美術監督を務めた。同作は事件で亡くなった社員の多くが制作陣に名を連ね、鑑賞したファンらからは数多くの評価と感謝の声が寄せられている。渡辺さんの母親(70)は「よう頑張ったね」と制作陣をねぎらいつつ、京アニ再建に向けて活動する社員らに「自分たちのやりたいことをやってほしい」と願っている。

 「ヴァイオレット-」「けいおん!」「ツルネ」…。渡辺さんの実家のリビングや階段には京アニ作品のポスターが所狭しと並ぶ。共働きの両親のもと、小学校のときからよく家事を手伝っていた渡辺さん。絵の道を志し、京アニに入った娘に対し、両親は「どんどんしっかりしていく」と感じていた。実家から離れて暮らすようになっても、毎日のように母娘はLINEで連絡を入れ、お互いを気遣ってきたという。

 渡辺さんが担当してきたのは背景画。キャラクターを邪魔せず、それでいて光の差し込み方など細部にまでこだわって描かれた作品の数々に、母親は「目立つことは好まず、陰で支えることが好きだったあの子らしい」と振り返る。

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