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「書き入れ時なのに…」 GoTo全国停止に衝撃 和歌山・白浜

ホテルなどが立ち並ぶ和歌山県白浜町
ホテルなどが立ち並ぶ和歌山県白浜町

 政府が14日、今月28日から来年1月11日まで観光支援事業「GoToトラベル」の利用を全国一斉に一時停止すると表明したことで、関西有数の観光地・和歌山県白浜町の観光関係者は衝撃を受けている。この支援事業の効果で、コロナ禍で疲弊していたホテル・旅館の宿泊客数が上昇、先月には前年同月の記録を上回ったばかりだった。年末年始は書き入れ時だけに「厳しい」とため息がもれる。     (張英壽)

 町内の24カ所のホテル・旅館が加盟する白浜温泉旅館協同組合によると、宿泊客数は4~6月、新型コロナで前年を大きく下回る状況が続いていたが、7月から回復基調に。10月は前年同月(約7万2千人)とほぼ同数の約7万1千人を記録し、11月には前年同月(約7万9千人)を上回る約8万4千人に達した。

 組合の幹部は「11月はましさくGoToトラベルの効果。11月で8万人を超えたのは10年ほど前になる」と驚く。それだけに一時停止の衝撃は強く、「年末年始は宿泊単価も上がる書き入れ時だから、打撃は大きい。ただ、新型コロナを押さえ込まないといけない。GoToトラベルは(コロナ禍が)収束してから改めてやってもらうのがいい」と話す。

 白浜観光協会の藤田正夫会長は「観光全体にとって大きな打撃。ホテルや旅館だけでなく、飲食店や土産物店の客も減る」と受け止める。そのうえで「冬は閑散期で、年末年始の売り上げが大部分を占めている。新型コロナの広がりをみれば妥当だが、観光業者としては書き入れ時の年の瀬が近づいた段階での判断で、厳しく感じる。国には観光業者への支援をしっかりしてほしい」と注文を付けた。

 町商工会によると、町内では年末年始でも、ホテルや旅館とともに飲食店なども営業を続けるところが多い。太田恭弘事務局長は「夏場以降回復傾向にあり、持ち直してきたのに残念」とし、「飲食店はホテルなどの利用者が行くことが多く、その影響は実際に年末年始になってみないと分からないだろう」と語った。

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