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「真の文武陵」中尾山古墳で現地説明会 奈良・明日香村

参加者は石槨の発掘場所を仮設の足場から見学した=奈良県明日香村
参加者は石槨の発掘場所を仮設の足場から見学した=奈良県明日香村

 「真の文武天皇陵」の可能性が極めて高くなった奈良県明日香村の中尾山古墳で11月28、29の両日に現地県学会が開かれ、県内外から計約2800人の考古学ファンらが詰めかけた。

 古墳は国営飛鳥歴史公園内にあり、参加者は園内の広場で、村教委の発掘担当者から調査成果の説明を受けたあと、15人ほどのグループに分かれて古墳へ。

 墳頂部の横口式石(せっ)槨(かく)の発掘場所には、仮設の足場が設置され、参加者は上からのぞき込むようにして、石槨の入口部分を見学した。沓形石造物や大量の川原石が出土した墳丘面も興味深そうに見て回った。

 また、近くの公園施設では石槨内を撮影した映像も上映された。

 京都市から来た男性(80)は「墳丘が特異な形で、素晴らしい古墳だと思う。新型コロナの影響でこうした見学会の開催は久しぶりで、来たかいがあった」。

 奈良市の女性(64)は「火葬骨をおさめ、朱が残っている石槨内の様子や、八角形の墳丘の形がすごくよくわかった。多くの研究者が文武陵と考えているので、私もそうかもしれないと思います」と話した。

 中尾山古墳は、明日香村教育委員会と関西大が共同で約50年ぶりに再調査。火葬骨を埋葬した横口式石槨と3段築成の墳丘などが確認された。専門家は「最上級の石材が使われた古墳で、文武天皇陵の可能性が一層強まった」と指摘している。

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