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児童、海に飛び込み救助待つ 香川沖の小型船沈没

 修学旅行中の児童が乗った船が漂流物と衝突、沈没した事故を受け、香川県坂出市教育委員会は19日、市教育会館で記者会見した。乗船していた市立川津小学校の白川豊浩校長は「児童らは海に飛び込み、励まし合って救助を待った」と緊迫した状況を振り返った。

沈没しかけている小型船(手前)の上で救助を待つ小学生ら=19日午後5時すぎ、香川県坂出市の与島沖(高松海上保安部提供)
沈没しかけている小型船(手前)の上で救助を待つ小学生ら=19日午後5時すぎ、香川県坂出市の与島沖(高松海上保安部提供)
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 修学旅行2日目。クルーズ船が坂出港に向かっていた際、「ドン」という衝撃音があった。白川校長は、動揺する児童に「大丈夫」と声を掛けた。乗組員が救命胴衣を着用するよう指示。全員が着用した直後、海水が足元に迫ってきた。

 船が沈む中、児童とともにデッキに移動。さらに船の上に上らせ救助を待った。「飛び込んで船から離れるように」という船長の指示で、ほとんどの児童と教員が海に飛び込んだ。校長は10人程度の児童と船上に残ったという。

 救助の船が到着するまでの間に周囲は薄暗くなった。救助作業中、漁船や貨物船が照明を当てた。パニック状態になる児童もいたが、互いに声を掛け、救助を待ったという。救助された児童も、船上から声援を送り勇気づけたという。

 児童2人が低体温症や過呼吸で救急搬送されたが、命に別条はなかった。白川校長は「全員の命が助かり、家族のもとに帰れてよかった」と振り返った。

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