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【ひと巡り】法隆寺住職 古谷正覚さん 太子の「和」伝えたい

古谷正覚・法隆寺住職
古谷正覚・法隆寺住職

 「先代らが聖徳太子の教えを伝え、寺を守ってこられた思いをひしひしと感じています」。10月22日、法隆寺(奈良県斑鳩町)の第130世住職に就任した古谷正覚(ふるやしょうかく)さん(72)はそう謙虚に語り、1400年の歴史を刻む寺の継承に身を引き締める。

 晋山(しんざん)奉告法要では経蔵に安置されている百済(くだら)出身の僧、観勒(かんろく)の像の前で寺の印とかぎを引き継ぎ、晋山奉告文を読み上げて法灯を守ることを誓った。

 法隆寺の僧侶だった父、明覚さんが一時還俗していたときに大阪で生まれ、その後同寺で育った。8歳で得度し、僧侶の道へ。「ずっと親についてお参りし、何の抵抗感もなかった」。これまで執事や執事長などを歴任し、数多くの堂塔や仏像などの文化財で知られる世界遺産の寺院で勤めてきた。

 同寺を開いた聖徳太子が説いた「和の精神」を強調し、「お互いが尊び合うことで生まれてくるのが和で、それを実現するのが仏教」と説明。「(来春予定されている)1400年の御遠忌法要を無事に勤めたい」と話す。

 高校時代は写真部に入り、大和の風景や仏像を撮り続けた写真家、入江泰吉にあこがれた。今でもたまにスナップ写真を撮るといい、親しみやすい笑みを浮かべた。(岩)

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