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元上司「改竄は佐川氏の判断」の波紋 元近財職員自殺訴訟

 「安倍総理大臣とかから声がかかっていたら正直、(国有地を)売るのはやめている。そういうようなことは一切ない」

 「忖度(そんたく)みたいなのがあるみたいなことで消すのであれば絶対消さない。あの人らに言われて減額するようなことは一切ない」

 重い口を開き、「改竄は佐川氏の判断だった」と漏らしていた元上司。本省の指示に従い、改竄を断らなかった人物の証言を、「全て真実」と評価できるかどうかは意見が分かれるが、重要な証言であることに疑いはない。

 佐川氏は国会の証人喚問で、鑑定価格から8億円値引きしたことに対し、「地中のごみの撤去費用として値引いた」と説明。これについて元上司は、撤去費用が実際に8億円に上るかどうかは「確証が取れていない」と打ち明けている。

「真実知りたいだけ」

 今後の訴訟の注目点は、改竄経緯をつづった「赤木ファイル」の開示、そして佐川氏が証人出廷するかどうかだ。

 雅子さんの代理人弁護士は「より具体的な改竄の情報がないと、赤木さんの心理的負荷の強度が分からない。(国がファイルの存在を明かさないのは)争点を小さく見せたい希望の表れだ」といぶかしむ。

 国側は、12月9日に予定されている訴訟の進行協議までにファイルの有無に関する回答が必要かどうかを改めて判断するという。

 夫が死の前につづった改竄の記録を確認したいと訴える雅子さん。10月の審理ではこう陳述している。

 「どれだけ遺族の心を傷つけるか、分からないのでしょうか。私は真実が知りたいだけ」

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