PR

産経WEST 産経WEST

有山楓ちゃん誘拐殺人事件から16年 現場で献花 奈良

遺体の発見現場で献花し、手を合わせる奈良市立富雄北小学校の後藤誠司校長(右)ら=奈良県平群町
遺体の発見現場で献花し、手を合わせる奈良市立富雄北小学校の後藤誠司校長(右)ら=奈良県平群町
その他の写真を見る(1/2枚)

 奈良市で平成16年、市立富雄北小学校1年の有山楓(かえで)ちゃん=当時(7)=が誘拐、殺害された事件から、17日で16年となった。この日、遺体の発見現場で献花した同校の後藤誠司校長(57)は「楓ちゃんをみんなの心から絶対に消さないよ」と話しかけた。

 同校でこの日午前に開かれた「命を考える集会」で後藤校長は、楓ちゃんの事件を受けて集団登下校やさまざまな安全対策が取られてきたことを説明。「あなたの命や夢は、あなただけのものではありません。色んな人たちとあなたはつながっているのです」と児童らに呼びかけた。

 続いて各学年の児童らが「富北子ども安全宣言」を発表。「地域の方に感謝し、自分から進んで、心を込めて、元気よくあいさつをします」「自分の命、友達の命、周りの人すべての命を大切にし、一日一日を精いっぱい過ごしていきます」などと読み上げた。

 集会後には、「命の授業」と題した授業が各学年で行われ、児童らは命の大切さを改めて学んだ。

 遺体の発見現場には、集会後に学校関係者ら8人が訪問。花束を供えて手を合わせ、楓ちゃんの冥福を祈った。住民が花束を供え、手を合わせる姿もみられた。

 後藤校長は「時が戻せるのであれば、16年前の11月17日の下校前に戻したい。子供たちが(自分や他人の)命を守るよう育てるとともに、当時のことを今いる教員に伝え、命や安全の大切さを教育で広げていくような教員を作っていきたい」と話した。

 富雄地区自治連合会の残田征紀会長(77)は「これからも登下校時の見守りなどを続けていかなければならないが、高齢化が進んでいる。世代間交流をしていき、地域のみんなで子供を見守る必要がある」と決意を新たにしていた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ