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新型コロナ 奈良県も警戒 増加ペース全国7位

 全国で新型コロナウイルスの感染が急拡大しているのに伴い、奈良県内でも感染者数が増加傾向となっている。10日時点の直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は5・94人で、全国で7番目に多い増加ペースに。冬場は換気の悪化や乾燥により、感染リスクの高まりが警戒されており、県は注意を促している。

 県内では8月をピークに感染者数は減少傾向となり、9、10月は1日の感染者がおおむね5人以下で推移するなど、「小康状態」を保っていた。ところが、10月31日に9人の感染が発表されて以降は増加に転じ、11月は1~10日のうち6日間で10人を超え、除々に拡大の兆候をみせている。

 今月に入ってからは、奈良市の介護施設や天理市の団体、桜井市の飲食店の3カ所でクラスター(感染者集団)とみられる事例も発生。桜井市のケースでは、密閉空間でマスクをせずにカラオケをしており計6人が感染。リスクの高い行動が集団感染につながったとされる。

 県が7月から11月8日までの感染者の傾向を分析したところ、「1次感染者」のうち、約8割が大阪で感染したとみられる。1次感染者などから感染が県内で広がったケースは約3割で、感染経路は家庭内35%▽部活動・寮生活24%▽友人と飲食・カラオケ21%-だった。

 感染者増加の要因について、新型コロナ対応にあたっている県立医科大付属病院の笠原敬・感染症センター長は「社会活動が活発になり、感染リスクの高い場面が増えたのではないか」と指摘する。

 政府は感染リスクの高まる「5つの場面」として、飲酒を伴う懇親会▽多人数で長時間の飲食▽マスクなしでの会話-などを挙げている。笠原氏は5つの場面を避けることに加え、「症状があれば無理に働いたりせず、家庭でも居住スペースを分けるなどの対策が有効だ」と強調。冬場は部屋を閉め切りがちとなるため、「定期的な換気や手指の消毒を心がけることが重要だ」と呼びかけている。

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